北陸乳業 経営統合へ 小松牛乳と新会社 

北陸乳業 経営統合へ
11年1月 小松牛乳と新会社


県内最大手と2位
 石川県内の牛乳メーカー最大手、北陸乳業(七尾市)は二十日、同二位の小松牛乳(能美市)と二〇一一年一月に経営統合すると発表した。消費量減少や景気悪化など乳業を取り巻く環境が厳しく、再編で生き残りをかける。

 計画では、北陸乳業が一〇年十二月末に小松牛乳に事業譲渡した後、会社を清算。小松牛乳が存続会社となって一一年一月一日に新会社を設立する。本社は小松牛乳に置き、資本金は八千万円。北陸乳業の筆頭株主、JA全農いしかわが二割出資する。社名や社長、役員数などは今後協議する。北陸乳業の大半の社員は新会社に移り、残りはJAグループなどで再雇用する。

 北陸乳業は本社工場が築三十七年と老朽化し生産効率が悪化。新工場を建設する場合に十数億円の投資が必要となり、このままでは経営が成り立たないと判断。昨秋、小松牛乳に統合を打診していた。北陸乳業の本社は能登地方向けの配送拠点にする。統合で一二年度の生乳処理量は現在の計二万二千七百トンから二万トンに減る見込み。

 金沢市内で会見したJA全農いしかわの安田舜一郎運営委員会長は「小松牛乳との再編が最善と考えた」、広田孝司小松牛乳社長は「新製品開発などで県内の販売を増やしたい」と話した。角谷伸三北陸乳業社長は石川、富山県の七十の販売店を「(新会社に)しっかり引き継ぎたい」と述べた。(経済部・網信明)

2009年11月21日 中日新聞 引用