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中国だけにかぎった話ではない/インドネシアをみならうべき/屠所の羊の群れではない行動 

貧者を喰らう中国 格差が生む“社会の崩壊”
貧困対策始動 医療費も教科書も学校制服も カード提示で無料に インドネシア
ブリュッセル 緊縮財政に抗議 大規模デモ 数十人負傷 ベルギー

貧者を喰らう中国、格差が生む“社会の崩壊”

2014年11月07日 09時33分 読売新聞

強まる中国の言論統制にも「前向きに伝えるべきことを発言する」と語る阿古さん=松田賢一撮影

 中国社会に分け入って研究を続ける東京大准教授の阿古智子さんが、増補新版『貧者を喰らう国』(新潮選書)を刊行した。

 2009年の初版に新たに2章を加えた。近年の動向を踏まえ「格差が広がりすぎると社会が機能しなくなる」と警鐘を鳴らしている。

 小中学校で日本語を教えたり、農業灌漑(かんがい)事業に加わったりして、長期的に現地の人々と関係を築きながら調査・記録する民族誌的研究を行ってきた。「中国は、表面的に見るのと中に一歩入るのとではかなり差がある」と実感したという。

 見えてきたのは、単純な競争の結果ではない大きな格差だ。都市住民が有利になる戸籍や土地、大学入試の制度、さらに役人の汚職なども要因となり、所得格差は上層と下層が互いを意識できないほど。このため「異なる階層の人同士は、社会改善のためまったく協力しない」。市場経済化により家族や地域の互助機能も失われ、道徳やイデオロギーは形骸化。公徳心のない個人が増え、“社会の崩壊”とも言うべき状況が生まれていると指摘する。

 健全な市民社会には、社会全体に目配りして考えることのできる層、すなわち高等教育を受けた多数の中間層の存在が欠かせないという。独立した思考や批判精神を持ち、物事を論理的に考えられる人こそ国を発展させると強調。そして、こうした個人が、言論の自由のもとで開放的な討論を行える空間=「公共圏」の拡大が必要だと訴える。

 ところが社会運動を組織する基盤もない現状では、不満は暴動の形を取り、民主化には向かわない。「中国社会は今、矛盾を抱えながら何ら根本的な変化のない、均衡状態にある」

 もっとも、変化の兆しはネットに見られる。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で1000万人単位のフォロワーを持つ個人が出始めるなど、自由度が少ない紙媒体よりも、ネットが不満をすくい取っている状況だと指摘する。こうした動きに対し、政府は特にこの1年、言論統制を強め、知人も拘束されるなどしているという。一部では汚職への厳しい対応などガス抜きも図られ、体制維持のための弥縫(びほう)策が繰り返されている。

 「今のやり方ではソフトランディング(軟着陸)は無理」と阿古さん。組織を縦横に張り巡らす共産党政権が簡単に倒れることはないにせよ、経済問題、社会矛盾、権力闘争のいずれかを要因に、崩壊する危険はあると指摘し、そのためにもしっかりした市民社会が求められると訴える。

 この現状は日本の教訓になるという。「格差が拡大し過ぎれば、権力を持つ人々が自由に政治を動かし、民主主義が機能しない。日本も市民社会の層は薄い。広い問題意識で議論を進めることで、成熟した民主主義を目指すべきだ」(文化部 小林佑基)



2014年11月7日(金) しんぶん赤旗

インドネシア 貧困対策始動
医療費も教科書も学校制服も
カード提示で無料に


 【ハノイ=松本眞志】インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は3日、燃料価格上昇に伴う庶民生活の悪化対策として、貧困世帯を対象に「健康カード」と「スマートカード」の支給を開始しました。インドネシアでは、石油や軽油などの燃料費補助金が国家予算の負担として慢性化。この削減問題が前ユドヨノ政権時代から先送りされてきました。就任から2週間、早くも公約実現に着手しました。

 ジョコ大統領は、現在、財政健全化のために燃料費補助金削減を迫られているとされます。削減を行った場合、1家族の燃料費負担額が倍増し、特に貧困世帯が大きな打撃を受けるとみられます。

 そこで考え出されたのが「インドネシア健康カード」と「インドネシア・スマートカード」。これらのカードの提示だけで医療費だけでなく、学校教科書や制服代が無料となります。カードは3日からジャカルタ市内の五つの郵便局で支給され、受給資格を持つ市民が受け取りのために列をつくりました。

 カード支給の予算は、ジョコ政権がすすめる貧困対策プログラムの予算6兆2000億ルピア(約583億円)のなかから捻出します。第1段階として100万の貧困世帯を対象に支給し、最終的には1500万世帯への支給をめざします。最初はジャカルタ市内から、その後、全国に広げていく考えです。

 またジョコ政権は、「繁栄家族カード」も準備。このカードを持っていれば、毎月20万ルピア(約1900円)が支給されます。カードを受け取った人は、「仕事も収入もないいま、少なくともこのカードは何か食べるものを買うのに助かる」と語っています。



ブリュッセルで緊縮財政に抗議する大規模デモ―数十人負傷、催涙ガスも

By FRANCES ROBINSON

2014 年 11 月 7 日 13:37 JST THE WALL STREET JOURNAL

 【ブリュッセル】ベルギーのブリュッセルで6日、新政権が示している緊縮財政策に反対するデモが行われ、警察が放水車や催涙ガスで応酬した。

 ミシェル首相率いる4党連立のベルギー新政権は、年金支給開始年齢を2030年から67歳に引き上げるほか、インフレに連動する国の賃金指数化制度に基づいた次の賃上げを延期する計画を発表した。

 国内有数の規模を持つベルギー労働総同盟(FGTB)はウェブサイトで、「雇用主は政府から白紙の小切手を渡された。雇用創出も保証していない」と批判。ブリュッセルのデモには12万人が参加したという。

 赤十字の広報担当者によると、デモでは60人が負傷し、そのうち24人が病院に運ばれた。

 警察発表によると参加者は10万人。ブリュッセルの多くの公共交通機関が閉鎖された。デモ参加者の大半は平和的だったが、南駅の近くで衝突があったという。

 ベルギーでは今後、複数のストが予定されている。12月15日に予定されているゼネストがクライマックスとなる見通しだ。


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