燃料の価格高騰に抗議するトラック運転手、なぜか日本では行われない抗議 

トラック運転手 続くデモ 南部3州 ブラジル

続くトラック運転手デモ 聖州では収束の兆候

15/03/02 (15:03) サンパウロ新聞

南部3州での対立激化

 ブラジル国内各地で23日以降、ディーゼル燃料の価格高騰に抗議するトラック運転手らが街道の封鎖を続けており、一時はその規模が国内11州に達した。その後ブラジル政府は25日の関連各労組との会議でディーゼル燃料価格の引き下げは行わないことを明言し、さらに国道の封鎖に関して1時間当たり1万レアルの罰金を定めたため国内の物流システムや一般の交通に大きな支障をきたしたが、27日正午時点で封鎖が継続しているのは南部3州の州道のみとなっている。同日付フォーリャ紙(ウェブ版)が報じた。

 運転手らはディーゼル燃料の価格と高速道路の料金の引き下げのほか、貨物運送料金の標準化とジルマ大統領(労働者党=PT)による労働時間の基準緩和への承認を要求しているが、この中で労組側が最も強く要求しているディーゼル価格についてはブラジル政府が価格据え置きへの強硬姿勢を崩さずにいるため、サンタ・カタリーナ州、パラナ州、リオ・グランデ・ド・スル州、マット・グロッソ州、エスピリト・サント州のトラック労組の代表らはディーゼル燃料価格の引き下げを考慮しない政府側の提示には合意できないとしている。リオ・グランデ・ド・スル州の労組代表の一人は「政府が問題解決に向けて努力していることは理解するが、我々にとって本当に重要なのはディーゼル価格だ。政府の提示には署名しなかった」と述べてブラジリアで行われたブラジル政府との会議を後にした。

 25日に合計81カ所だった封鎖地点は26日夜に88カ所まで増えたほか、州面積の小さいサンタ・カタリーナ州でも26~27日に少なくとも18街道が封鎖されたという。さらに、リオ・グランデ・ド・スル州のトレス・カショエイラ市では国道BR―101の封鎖を強制解除する目的で警察による催涙弾の使用が報告されている。

 また、27日午前0時にはサンパウロ州でフェルナン・ジアス街道の封鎖が大サンパウロ都市圏のマイリポラン市内で再開したが、抗議デモ開始以来初めてミナス・ジェライス方面だけでなくサンパウロ方面の道路も封鎖された。これらの封鎖は両方面ともに約1時間にわたって続けられ、ミナス方面で3キロの渋滞を引き起こしたが、サンパウロ方面は1キロ以内の渋滞にとどまったという。

 その後サンパウロ州で封鎖が行われることはなく、27日正午までにはパラナ州、サンタ・カタリーナ州、リオ・グランデ・ド・スル州の3州のみが封鎖を続行している。また、罰金の適用を避けるために国道ではなく各州の州道で多数の封鎖が確認されている。

2015年2月28日付

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