暇になったら追い出される労働者/忙しければ死ぬまで働かされる労働者/優遇されている税制で溜め込まれた金は何処にある、それをつかえば格差は縮小する 

KADOKAWA・DWANGO 希望退職 232人
通勤中事故死 「原因は極度の過労」 遺族提訴 横浜地裁川崎支部
ピケティ  「若い世代を優遇する税制」を 日本に提唱

 暇になったら追い出され、忙しければ死ぬまで働かされる、こんな労働現場を変えるのはそこで働く労働者しかいない。誰かが助けに来てくれるわけではないから、立ち上がって声をあげ仲間を募り闘うしかない。
 ピケティのいう格差は労働者が稼いだわずかばかりの金の大小に対し世代間対立を煽るだけ。流行の経済学者のたわごとに躍らされてはならない。本来、富の再配分を実行する国の仕事。格差拡大は優遇税制によって溜め込まれた大量の金に対して課税し、それを再配分することができていない証拠である。

希望退職に232人が応じる KADOKAWA・DWANGO

2015/4/24 16:30 J-cast会社ウォッチ

KADOKAWA・DWANGOは2015年4月23日、子会社KADOKAWAの正社員約2000人のうち、232人が希望退職に応募したと発表した。退職に伴う特別支援金の支給や再就職支援で、15年3月期に50億3800万円の特別損失を計上する。

 KADOKAWAは15年3月2日から4月10日まで、300人程度の希望退職者を募集していた。社会全般のデジタル化が進んで出版事業が振るわない中、数次の企業再編を行い、その過程で業務の重複、人員の偏在が起きていた。

KADOKAWA・DWANGOグループは、「短期的な視野で企業活動の動向を見極めることは困難」とし、連結業績予想を開示していない。15年3月期決算の詳細は、5月14日に発表する予定。



2015年04月24日 20時55分

「21時間連続勤務」の若手社員が帰宅中に事故死ーー「原因は極度の過労」遺族が提訴

勤務先からの帰宅途中に交通事故死したのは、長時間労働による極度の過労が原因だったとして、商業施設などに観葉植物を装飾する会社(本社・東京都)で働いていた男性(当時24歳)の遺族が4月24日、同社に1億651万円の賠償を求めて、横浜地裁川崎支部に提訴した。

提訴後、男性の母親と代理人弁護士らが東京・霞ヶ関の厚労省記者会で会見を開き、男性の母親は「人間の命までも奪うほどの利益優先は、許しがたい労働環境であると感じます」と、涙をぬぐいながら語った。

●月130時間以上の残業も

会見内容や訴状によると、男性は大学卒業後、この会社をハローワークの求人で知り、採用された。採用面接の段階で、求人票にあった「新卒正社員募集・試用期間なし」という雇用形態ではなく、アルバイトとしての就労を求められたが、いずれ正社員になることを期待して、承諾したという。求人票には残業は月平均20時間と記載されていた。

2013年9月から勤務を始めると、休みは週に1度だけで、深夜早朝に及ぶ不規則な長時間労働に従事させられた。入社から半年後の昨年3月になってようやく、正社員として採用することを口頭で通知されたが、時間外労働が多い月で130時間を超えるような過酷な労働環境は変わらなかった。

そして、正社員採用から約1カ月後の昨年4月24日。顧客店舗の飾り付けのため、前日の午前11時からその日の朝8時までの約21時間、仮眠も取らずに働いていた。午前9時頃、原付バイクで自宅に帰る途中に、男性は電柱に衝突し、脳挫傷、外傷性くも膜下出血で死亡した。

原告代理人の川岸卓哉弁護士は「男性は事故の前日だけではなく、2日前、3日前も長時間労働を行い、睡眠もままならない状態だった。しかし、同社は業務の軽減などの措置をしておらず、安全配慮義務を怠った」と指摘した。

●「できることなら代わってやりたい」

この日はちょうど男性が亡くなってから1年。男性の母親は、現在の心境について声を震わせながら語った。

「バイク事故で亡くなったことを知ったのは、(昨年)4月24日の朝、仕事で移動中の電車の中でした。その時のことは、ショック状態で記憶もとぎれとぎれです。

息子は、正社員としての内定通知を期待しながら、指示されるままに働きました。私ともすれ違いで、話す時間はなくなり、どんどん彼が疲れた表情になっていきました。『平成生まれは甘いなー』とか、『手がもげても、足がもげても働かなきゃいけない』など、パワハラと思われることも言われていたようです。

こんなことになってしまったのは、ウソの求人票を信じきって彼に勧めた私のせいであり、自責の念でいっぱいです。できることなら彼と代わってやりたい。今も毎日毎日、そう思っています。

この会社は、息子が亡くなったことを知っても、線香をあげることも、お墓の場所を聞いてくることもしませんでした。都会の有名店でお客様に夢を売る仕事に携わっていながら、裏では人間を人間扱いしない配慮のなさを痛感します」

(弁護士ドットコムニュース)



「格差社会」に警鐘を鳴らすピケティ氏 「若い世代を優遇する税制」を日本に提唱

DATE:2015.04.24 15:41 キャリコネ

ガジェット通信

世界中で大ヒットし日本でも14万部発行のベストセラーとなっている「21世紀の資本」。著者でフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が「資本主義は放っておくと格差社会は拡大する」と説いた本だ。

2015年4月20日放送の「未来世紀ジパング」(テレビ東京)は、米国・韓国・中国など世界の「格差社会」の現場を取材、池上彰氏が解説した。

ニューヨークのデモ「会社の利益が労働者に回っていない」

ニューヨークには、トップ1%と呼ばれる人だけが入れる富裕層クラブがある。入会金600万円で年会費180万円。スタバのCEOや有名スポーツ選手などが名を連ねる。

セントラルパークを一望できる高級マンションが34億円で売り出されている一方、そこからほど近いダウンタウンでは、古くから街で親しまれていた飲食店が家賃の高騰で閉店を余儀なくされている。

格差に不満を訴えるデモ隊は、高級住宅街の前で「ヘッジファンドよ、税金払え!」と叫び続けていた。デモ隊の隊長はスーツ姿できちんとした身なりのビジネスマン風の男性だったが、取材者にこう訴えた。

「会社の利益が、労働者に回ってきていない。賃金は上がらないから、消費に回せない。米国は、格差で分断されている」

西海岸のシアトルは、マイクロソフトやアマゾン、スターバックスが本社を構えることでも知られるが、その郊外にはきちんと職があっても家賃を支払えない人々がテント村をつくっている。

米ヒューストンの超高級住宅街に居を構えるゴードン・ベスーンさん(73歳)は、元コンチネンタル航空のCEOだ。総資産は80億円以上で、自宅の広大な敷地内に石油の掘削場まである。米国の格差社会について訊かれると、「スティーブ・ジョブズが何十億稼いでも異論はないですよね。なぜなら、自分で努力して稼いだものだからです」と答えた。

長者番付10位でも「生涯に1日たりとも働いたことがない」

しかし池上彰氏は、雑誌フォーブスが発表した「2015年・世界の長者番付」を示して疑問を示した。1位はマイクロソフト社の共同創業者ビル・ゲイツだが、注目すべきは8位でウォルマート創業者の次男の妻、9位のウォルマート創業者の3男などだ。

彼らは自分が財産を作ったわけではなく、「資産を受け継いだだけ」という人たちだ。ピケティ氏の指摘によると、10位のロレアル創業者の娘は「生涯に1日たりとも働いたことがない」そうだ。

なぜこんなにも格差が広がってしまったのか。池上氏はこの構造を結婚式で見られるシャンパンタワーに例えた。頂点のわずかな富裕層グラスにシャンパン、つまり金が注がれると、あふれた分が中間層そして低所得層に、と金は行きわたっていくはずだった。

ところが、最近では金が儲かれば儲かるほど、頂点の富裕層がシャンパングラスをもっと大きなものに買い替えて、シャンパンを独り占めしている。すると下に流れることがなくなり、「結果的に、資本主義のもとでは富める者はますます富み、そうでない者との格差が開いていく」と説明した。

番組では、韓国、中国でも格差社会の深刻な現状を伝え、日本でもこのような格差が広がり始めていることに警鐘を鳴らす。池上氏は「年収が低い人が増えている」とし、その原因についてこう述べている。

「高齢化もあるが、派遣・パートなど非正規労働者が増えていることが大きな問題です。日本で働く人の約4割は非正規労働者で、20年前の2倍。収入が不安定で新商品を買えず結婚もできないとなれば、経済にとっていいことではない」

ピケティ「資産がなく所得も少ない若い世代を優遇せよ」

この問題について、ピケティ氏は来日した際、「日本もこのままいくと格差が拡大する。米国のようになる前に手を打つべきだ」として次のように提唱した。

「若い世代を優遇する税制に変えた方がいい。特に資産がなく所得も少ない若い世代を優遇しないといけない」

具体的には「資産家への累進課税」だという。お金持ちから税金を取り、例えば若い人への教育費に使うなど「富の再分配をもっとやるべき」というのがピケティ氏の主張だ。

安倍政権にはぜひこの提唱を受け容れてもらいたいものだが、残業ゼロ法案などを見ていると「頂点の人びと」に有利な状況を整えているように見えて不安になる。

その一方で、日本の場合は米国のような大資本家よりも、手厚い社会保障を受けている高齢者との「世代間格差」が問題という指摘もある。ピケティ氏のスローガンに煽られるのではなく、日本特有の問題をきちんと見つめて手を下すことも大事だろう。(ライター:okei)


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