お腹いっぱい食べて幸せな舞台裏での惨劇/本来人を幸福にさせる労働現場でなぜ不幸な死が繰り返されるのか/本当なら今すぐ辞めろ 

「ステーキのくいしんぼ」 店長過労自殺 両親が告訴状提出 警視庁渋谷署に
過労死対策 大綱素案 「実効性あるものに」 遺族ら訴え
塩崎厚労相 残業代ゼロ法案 「とりあえず通す」

 心をいやすバックミュージックや購買意欲をくすぐるキャッチフレーズ、そうした労働現場の裏側では悲惨な奴隷労働がまかり通っている。人を幸福にするどころか過労死や貧困、格差へと落とし込む労働はもはや労働と言えまい。そんな奴隷労働に早く気づき退却するか、攻撃するかは労働者次第。攻撃する勇気がないなら早めに退却することは恥ずかしいことではないし、先ずは心身を守りるのが先決。

2015.4.28 20:12更新 産経ニュース

「くいしんぼ」店長の過労自殺 社長の告訴状を提出

 飲食店チェーン「ステーキのくいしんぼ」の店長だった男性=当時(24)=が自殺したのは、長時間労働を放置し安全配慮を怠ったことが原因だとして、男性の両親が28日、運営会社の社長に対する業務上過失致死容疑の告訴状を警視庁渋谷署に提出した。

 両親の代理人弁護士は捜査への影響を理由に内容を明らかにしていない。両親が運営会社などに損害賠償を求めた訴訟では東京地裁が昨年11月、長時間労働とパワハラがあったことを認め、賠償の支払いを命じた。

 店を運営するサン・チャレンジ(東京)は「担当者が不在で対応できない」としている。



2015.4.28 23:41更新 産経ニュース

過労死対策で大綱素案 「実効性あるものに」遺族ら訴え

 過労死を防ぐための対策を協議する厚生労働省の「過労死等防止対策推進協議会」が28日開かれ、雇用者の勤務状況と、その後の過労死や病気の関係について追跡調査をすることなどを盛り込んだ過労死防止対策の大綱素案が示された。今後、協議会の議論を踏まえ、6月にも具体的な対策を取りまとめる。

 素案では、週に60時間以上働く雇用者の割合を平成32年までに5%以下(25年は8・8%)などとする目標を提示。

 だが、協議会の委員からは「5%以下ではなく平成30年までにはゼロとすべきだ」「自己申告ではなく、パソコンやタイムカードで適正に労働時間を把握し、調査・検証する必要がある」などの意見が出された。

 昨年11月に施行された過労死等防止対策推進法は、国に対策を進めるための大綱づくりを義務付けている。しかし、昨年11月に過労死等防止対策推進法が施行された以降も、過重労働被害をめぐる訴えは後を絶たない。親族を亡くした遺族らは「実効性のある大綱に」と訴える。

 「母親を安心させたいという気持ちが、彼の人生を終わらせてしまったのではないか。なぜ守ってやれなかったのか。自責の念でいっぱいです」

 商業施設への植物のディスプレーを手がける会社に勤務していた渡辺航太さん=死亡当時(24)=の母、淳子さん(58)=東京都=はこう話す。航太さんは平成26年4月、勤務先からバイクで帰宅途中、電柱に衝突、亡くなった。

 淳子さんによると、航太さんは大学卒業後の25年10月、同社で働き始めた。求人票では正社員募集とあったが、当初はアルバイト契約で週6日、フルタイムでの勤務を要求された。

 大半は顧客の店舗が閉まる深夜・早朝勤務で、残業時間は月100時間に及ぶこともあった。電車がない時間帯はバイクを使って帰宅するよう指示されたが、航太さんは淳子さんに多くを相談しなかった。

 26年3月に正社員となった後も長時間労働は変わらず、事故は約22時間の徹夜勤務明けに起きた。「無理な労働時間を気にしては正社員になれないという強迫観念が植え付けられ、いいように使われた。特に若者には相談できる環境を作り、情報発信することが必要ではないか」。淳子さんはこう訴える。

 大綱素案では、過重労働による通勤災害に関する記載はない。この日の協議会では、委員の1人で、小児科医だった夫を過労による自殺で亡くした中原のり子さん(59)が航太さんのケースを紹介。「長時間労働後の被災状況も調査すべきだ。1日の労働時間の規制も明確にしてほしい」と、淳子さんの主張を代弁した。

 このほか、終業と始業の間に一定の間隔を取るよう義務付ける「インターバル規制」など、遺族側の訴えが盛り込まれていない部分も多い。協議会委員で、過労で鬱病となった息子を亡くした西垣迪世(みちよ)さん(70)は「具体的な方策を打ち出さないと悲劇は繰り返される。実効性のある大綱になることを望む」と話した。



テープ暴露…塩崎厚労相が残業代ゼロ法案「とりあえず通す」

2015年4月28日 日刊ゲンダイ

 塩崎恭久厚労相のサラリーマンをなめた発言が、いよいよ国会で問題になりそうだ。

 労働時間の制限をなくす、いわゆる残業代ゼロ法案を巡り、塩崎大臣が今月24日、経済人を集めた会合で「(この法案は)小さく生んで大きく育てる」「とりあえず(法案は)通す」などと言っていたことが明らかになっている。

 残業代ゼロの対象を最初は限定的にして法案を通し、その後は対象を広げていくという宣言なのだが、この大放言がテープにばっちり、とられていて、28日午前に開かれた民主党の厚生労働部門会議で山井和則衆院議員が暴露した。

 録音テープの音声はこんな感じだ。

〈経団連が早速1075万円(の下限を)を下げるんだと言ったもんだから、質問がむちゃくちゃきましたよ。ですから皆さん、それはぐっと我慢して頂いてですね、まあとりあえず通すことだと言って、ご理解いただけると大変ありがたいと思っています〉

 これだけで辞任ものである。


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