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学生諸君!劣化したバイトには気を付けろ 

ブラックバイト「不当な扱い」7割が経験 教授ら調査

 劣化したバイトでひどい目にあった学生は、その後の就職活動に悪影響が出るかもしれない。会社は入ってみないとわからないが、胡散臭さを知った者にはその嗅覚が邪魔をして就職活動の気力は減退するかもしれない。

朝日新聞デジタル

ブラックバイト「不当な扱い」7割が経験 教授ら調査

平井恵美、佐藤秀男

2015年4月29日13時48分

学生バイト3割、「不当な扱い」に泣き寝入り?

 アルバイトをした大学生のうち、4割強が深夜に働き、睡眠不足などで授業に集中しにくくなるケースが多いことが28日、大学教授らの調査でわかった。不当な扱いを受けたのに泣き寝入りする学生も3割はいて、学業と両立できない「ブラックバイト」の実態が浮かび上がった。

 弁護士やNPOも加わる「ブラック企業対策プロジェクト」が昨年7月、全国の27大学に通う学生に調査した。うち一部を昨秋「速報」として発表し、今回は対象を広げ、アルバイト経験がある学生3593人の回答を詳しく調べた。

 時給の高さから深夜バイトを選ぶ学生もいて、居酒屋などで午後10時~翌日午前5時に週1回以上働いたケースは4割強にのぼった。特に午前0時過ぎの勤務者のうち約2割は授業を「たびたび」「ときどき」欠席すると回答した。企業がコスト削減などで正社員の深夜勤務を減らし、その分頼りにされる学生バイトに勉強の面でしわ寄せが出ている構図だ。

 職場で「不当な扱いを受けた」と答えた学生は7割弱に達した。具体例(複数回答)としては「希望していないシフトに入れられた」が約21%と最多で、「労働条件を書面で渡されなかった」も約19%あった。こうした学生の約半数、全体の3割ほどは誰にも相談せずに泣き寝入りしていた。友人や家族に相談した人もいたが、労働基準監督署や労働組合、弁護士に相談したケースはほとんどなかった。

 バイトをする理由も聞いており、経済的に厳しい環境になるほど長時間働かざるを得ない実態も浮かび上がる。週20時間以上働く学生は全体の3割弱いて、うち半数超が「生活費を稼ぐため」とした。特に奨学金の利用者の方が長く働く傾向がある。

 調査に関わった中京大学の大内裕和教授(教育社会学)は「学生バイトの実態が変わったと認識した方がいい。大学は、学業と両立できるように相談できる窓口を置くべきだ」と指摘する。

     ◇

 大学生らが加入する「ブラックバイトユニオン」(東京)は5月3日午後3時から翌4日午前1時まで、アルバイトに関する電話相談(0120・222・737)を受ける。通話料や相談料は無料。深夜や早朝に働く学生が多いことから、バイト先に向かう前や、働き終えた後でも電話がかけやすい時間帯にした。学生本人だけでなく、家族も相談できる。

 ブラックバイトユニオンでは、普段も電話(03・6804・7245)やメール(info@blackarbeit-union.com)で無料相談を受け付けている。(平井恵美、佐藤秀男)

     ◇

 〈ブラックバイト〉 長い勤務で勉強がおろそかになるなど、学生らしい生活ができなくなるアルバイト。準備や片付けの時間に賃金が払われなかったり、労働条件を書面で示されなかったり、労働基準法違反の可能性が高いケースもある。労働基準監督署や労働局、一部の労働組合などで相談を受け付けている。

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