赤字解消には労働者をクビにするのが一番というサルでもできる経営方針 

野村HD 欧州で 60人規模人員削減

野村HD:欧州で60人規模の人員削減、海外の利益拡大に照準

2015/08/11 18:28 JST

  (ブルームバーグ):野村ホールディングス が欧州のグローバルマーケッツ業務で、60人規模で人員を削減し、一部業務を縮小することが関係者への取材で明らかになった。経営課題となっている海外事業の黒字化と利益目標達成に向け、コストの低減と業務体制の見直しを図る。

関係者によれば、野村は10日までにロンドン拠点で、フィクストインカムやクレジットデフォルトスワップ(CDS)など信用デリバティブのアナリスト職らを含む人員削減を実施。これは2013年9月末に同社が10億ドルのコスト削減を完了して以降、最大規模とみられる。業務縮小を伴うが、撤退はしないという。

野村の永井浩二最高経営責任者(CEO)はアジア、欧州、米州など海外で16年3月期に税前利益で500億円を稼ぎ出すことを経営目標に掲げている。しかし、同社の第1四半期(4-6月)決算では欧州 での大幅な赤字が影響し、海外全体では27億円の黒字にとどまっている。

SMBC日興証券の丹羽孝一アナリストは、今回の人員削減について「野村は選択と集中の観点からビジネスラインの精査を行っており、それが進んでいることが確認できる」と指摘。また、「海外で利益を出し、それを拡大していくことはボトムラインを押し上げるためにも必須で、利益目標の達成へ確度が高まったと言える」と評価した。

ハイイールド債

複数の関係者によれば、今回の人員削減にはハイイールド債券のトレーダーやアナリストらが含まれる。ロンドンのハイイールド信用取引の責任者クリス・デリー氏、信用デリバティブやジャンク債の取引に携わってきたシャズ・アミール氏、ハイイールド債トレーダーのカラン・アナンド氏のほか、アナリストのダンカン・レイク、ビラル・カーン両氏も対象になった。

野村のロンドン在住のロブ・デイビーズ広報担当は人員削減の詳細などについてコメント控えた。

「フレッシュな目」

野村は4月、海外のグローバルマーケッツ業務の体制を刷新した。トレーディングなど同業務の収益力を強化するため、欧州と米州で新たな責任者を選任した。欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域に中島豊氏を充てる一方、CEOとしてジョナサン・ルイス氏を任命した。

柏木茂介最高財務責任者(CFO)は、7月29日のアナリストとの電話会議で、欧州では引き続きコストとリスク管理を徹底する必要があるとし、新体制の下「フレッシュな目で業務体制を見てもらい、全体的な改善につなげてもらいたい」と述べるなど、人員削減の可能性に言及していた。

銀行各社のフィクストインカム事業は資本上積みやリスクテーク軽減を求める規制に圧迫されている。英銀バークレイズは債券事業を縮小する一環として、投資銀行部門で150人を削減していると、事情に詳しい関係者が先月明らかにした。  

金利、クレジット、為替

野村HDの4-6月の連結純利益 は前年同期の3倍を超える687億円に拡大した。個人向け(リテール)業務に加え、資産運用ビジネスや株式の引き受けなど投資銀行業務も好調だった。

グローバルマーケッツでは、金利、クレジット、為替など欧州のフィクストインカム業務からの収益が大幅に減少した。同地域全体の税引き前損益は97億円の赤字となった。欧州では6月末時点で3492人が雇用されている。

SMBC日興の丹羽アナリストは、「野村のフランチャイズを含めた海外ビジネスの方向性は正しく、後はそれが数字で確認できるかが鍵となる」と分析した。

野村HDの11日の株価 は前日比3.4円(0.4%)高の882.4円と7月30日以来の高値で取引を終えた。

更新日時: 2015/08/11 18:28 JST


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