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持ち帰り残業をしなければこなせない仕事量で自殺/夢の国の裏で繰り広げられる悲惨な奴隷労働 

「アミティー」 22歳女性講師 過労自殺 遺族損賠提訴 大阪地裁
オリエンタルランド 突然の雇い止め キャストが蜂起!USJ、ショー負傷者に解雇通告?

 夢物語を吹き込み夢想を刷り込む。うっかりその甘い誘いに乗るととんでもない目に合う。これはまさにピノキオが驢馬にされた物語と瓜二つではないか?この物語は現実に繰り返されているのである。

2015.9.8 05:00更新 産経WEST

「持ち帰り残業で過労自殺」 22歳女性の遺族が英会話大手を損賠提訴へ 自室に2385枚の教材カード

 大手英会話教室の講師だった女性=当時(22)=が平成23年に自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」による過労が原因だったとして大阪府内に住む女性の両親が近く、学校運営会社「アミティー」(岡山市)に慰謝料など約9100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こすことが7日、分かった。両親側の代理人弁護士によると、残業状況の客観的な立証が難しい自宅などでの持ち帰り残業をめぐり、企業の労務管理責任が問われる訴訟は珍しい。

 女性については労働基準監督署が昨年5月、持ち帰り残業による過労と鬱病発症との因果関係を認める判断を下し、すでに労災と認定している。

 関係者によると、女性は大学卒業後の23年3月に入社。配属先の金沢校で講師をしていたが、同年6月に金沢市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。

 女性は入社後、レッスン用教材カードを自宅に持ち帰って作成し、自室には2385枚のカードが残されていた。金沢労働基準監督署が実際にカード作りを再現したところ、1枚あたり最大9分26秒の時間を要し、持ち帰り残業時間が月82時間だったと推計。学校での残業を含めた時間外労働時間が、過労死の労災認定基準を超える月111時間に達しており、女性が長時間労働で鬱病を発症したと労災を認定した。

 両親側は大量の持ち帰り残業に加え、上司から「仕事の段取りが悪すぎる」などと繰り返し叱責されたことで心理的負荷が高まったと主張している。

 アミティーは英会話関連事業を行う「イーオンホールディングス」(同)のグループ企業で、全国で子供向け英会話教室を展開。アミティーは取材に「女性が亡くなったことは大変残念だが、持ち帰り残業を強制したという事実は確認できていない。訴訟で自殺の具体的な原因を明らかにしたうえで適切に対応したい」としている。



2015.09.08 Business Journal

ディズニーR、突然の雇い止めにキャストが蜂起!USJ、ショー負傷者に解雇通告?

 ブラック企業が横行する日本。これでは、安倍晋三政権が掲げる日本再興戦略「JAPAN is BACK」 ならぬ「JAPAN is BLACK」ではないか。しかし、そんな暗闇に満ちた社会で一生懸命に働く当事者たちはまぶしい光を放っている。本連載では慶應義塾大学経済学部教授の金子勝氏が、そんなブラック企業で働く人たちにスポットを当てて、闇の社会の実態に迫る。

 今回、金子氏は業績絶好調で大人気の東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドに対し、労働環境の改善を訴えるオリエンタルランドユニオンの書記長である浜元盛博氏に

・なぜユニオン結成に至ったのか
・TDRの労働環境の実態

などについて話を聞いた。

金子勝氏(以下、金子) 浜元さんは沖縄の出身と聞いておりますが、どのような経緯でTDRで働くようになったのですか。

浜元盛博氏(以下、浜元) もともとは沖縄でダイビングのインストラクターをやっていました。しかし、ある時、ひとつ年上の先輩が事故で亡くなってしまい、そこで働くことに疑問を感じて沖縄以外も見てみたいと九州・福岡に出ました。ダイビングは民間資格のうえに店次第でインストラクターは簡単に死の危険にさらされることもある世界でした。福岡ではイベント関係の仕事を始めました。音響や照明、お客さんの誘導などをやっているうちに、そこでヒーローショーで着ぐるみの中に入る人が足りないということで誘われるままにショーの世界に入っていきました。

 しかし、日給はたった5000円で、休みなく100日間働きました。寮があったので家賃と飲食代はかからず、給料は安くても暮らせましたが、先輩の世話もしないといけない体育会系の環境でした。ここで長く働くべきではないと思い、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で働くことにしたのです。

金子 USJでは生活が向上しましたか。

浜元 USJは1年ごとの業務委託契約で、各従業員は個人事業主扱いです。住居はとても狭い部屋を用意してくれましたが、最近はそれもなくなってしまったようです。

 USJで働いている時にケガしたことをきっかけに、運営会社であるユー・エス・ジェイに対する不信が高まりました。ショーの中で、高さ10メートルのところからロープで下りてくるシーンがあったのですが、ロープが外れて床に叩きつけられて脚の付け根を折ったのです。新しいロープに替わって滑りやすくなっていたので、元に戻してほしいと何回もお願いしていたにもかかわらず替えられず、その結果として事故が起きました。私の転落事故の後に別の人も転落し、2人がケガをしたことでようやくロープが替えられました。その上、入院して1カ月ほど休んでいたことで「クビを覚悟してください」と通告されたのです。

金子 ひどい話です。労働災害にもかかわらずクビですか。

浜元 そこで、「従業員を大事にする」という評判を聞いていたTDRなら安心して働けると信じ、東京へ出てきてTDRで働き始めました。しかし、ここがまた大変でした。私は請負会社と業務委託契約を結び、やはり個人事業主扱いでした。東京ディズニーシー(TDS)の「マーメイドラグーンシアター」という映画『リトル・マーメイド』の世界を模したショーの中で、魚や蟹のパペットをつけて動くのが私の役回りでした。

金子 TDRは、どのようなことが問題だったのですか。

浜元 2011年に起きた東日本大震災で、TDRはお客さんへの対応が高く評価されていますが、出演者に対しては避難場所に避難させただけです。薄着で寒い中に長時間待たされました。一部には食料を受け取った人もいるようですが、私たちのところは食べ物もなく水もない状態でした。

金子 震災後は何か変わりましたか。

浜元 震災後、ショーが再開するまでに1カ月半かかりました。その間もシフト表が出て、リハーサルなどもありましたが、準備期間中の給料が出たり出なかったりと不可解な対応でした。ショーに出演するスタッフは、オリエンタルランドに直接雇用されている人と請負会社からの派遣が交じっているのですが、いくつかの請負会社の間でも待遇に差が出ました。「この差はいったい何なのか」と請負会社に問い合わせたところ「オリエンタルランド側の問題だ」と説明され、オリエンタルランド側に聞くと「請負会社のことは一切関知しない」とはねつけられました。

金子 オリエンタルランドと請負会社がお互いに責任逃れをする状況ですね。

浜元 震災の2年後、出演してきたショーがリニューアルされることになりました。それまでは、リニューアルの際には代わりにほかのショーに出られるようになっていたのですが、今回は全員雇い止めと通告されました。今までいろいろと泣き寝入りしてきたので、今度は怒ってみようと思い、オリエンタルランドと交渉するためのユニオンをつくることにしました。

 現在、TDRではショー自体を減らしています。ショーにかかる予算をどんどん削り、映像ショーに替えているのです。私たちが出演していたショーも映像ショーに替わってしまいました。TDRの売り上げは右肩上がりで、今後もショー削減の傾向は続くでしょう。

金子 ユニオンを結成し、その活動で労働環境は改善されましたか。

浜元 直接雇用されているスタッフの労働環境は改善されています。例えば、以前は前月10日までに自分の代わりにシフトに入る人を見つけなければ有給休暇を取得できませんでしたが、「有給休暇はいつでも自由に取れるべきだ」と交渉した結果、代替スタッフを探さなくても、場合によっては当日申請でも休めるようになりました。

 就業時間についても、雇用契約を結ぶ際に週何時間、一日何時間と決めており、本来は働く側も月間どれくらい稼げるかが計算できるはずです。しかし、雨や寒さでお客さん(ゲスト)が減るとスタッフは強制的に帰されていました。そのため、当初見込んでいたほど働けない、稼げないという状況だったのです。そこで、「約束通りの時間働かせてほしい」と要望を出したところ、契約通りの時間働けるようになった人もいます。

 私たち請負会社からの派遣スタッフに関しては一切関知しないという姿勢は変わりませんが、今後も辛抱強く交渉していきたいと思います。

金子 派遣社員、契約社員などを多用することで、人件費を抑えて利益を上げるという手法は、オリエンタルランドだけではなく日本中の多くの企業が行っています。しかし、それでは国全体の消費も伸びません。そのような利益の上げ方は、どこか壊れているような気がします。
(構成=松井克明/CFP)


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